空き家を放置するとどうなる?実例とリスク

空き家の “負債化”

空き家の “負債化”

相続や転居をきっかけに空き家を抱える家庭が増えています。 「そのうち何とかしよう」と放置してしまうケースも多いのですが、空き家は放置するほど “負債化”し、トラブルが急増する資産です。

今回は、実際に起きている空き家トラブルと、放置によるリスクを分かりやすくまとめます。

トラブルとリスク

トラブルとリスク

① 老朽化が進み、倒壊・破損の危険が高まる

高崎市の郊外では、築40年以上の木造住宅が多く、10年以上放置された空き家は、屋根・外壁・雨樋の破損が急速に進みます。

■実際にあったケース

  • 風の強い日に、空き家のトタン屋根が剥がれて隣家の車に直撃
  • 外壁が落下し、通行人から市に通報が入った
  • 台風後に、倒壊寸前として行政指導が入った

老朽化は所有者の責任となり、損害賠償の対象になることもあります。

② 空き巣・不審者の侵入で治安悪化

管理されていない空き家は、犯罪者にとって“絶好の隠れ場所”です。

■よくある侵入のサイン

  • 郵便受けに大量のチラシ
  • 夜に明かりがつかない
  • 雑草が伸び放題
  • 窓ガラスが割れている

■実例

  • 空き家に不審者が出入りし、近隣住民が警察へ通報
  • 若者グループがSNSで集まり、空き家をたまり場として使用
  • 空き巣が盗品を隠す“中継地点”として利用

放置された空き家は、地域の治安悪化につながる重大なリスクです。

③ 不法投棄・害虫発生で近隣トラブルに発展

空き家は「誰も見ていない場所」として、不法投棄のターゲットになります。

投棄物により、悪臭・害虫・野良猫の繁殖・カラス被害 が発生し、近隣から苦情が入ります。

行政から改善指導が入ることもあり、対応が遅れると 所有者負担で撤去費用が発生します。

④ 名義が古いままで、売却・解体ができない

祖父母名義のまま何十年も放置されている空き家が多く見られます。

■放置すると起きる問題

  • 却できない
  • 解体できない
  • 助成金が使えない
  • 固定資産税だけ払い続ける
  • 相続人が増えすぎて話がまとまらない

さらに、2024年から相続登記が義務化され、 放置すると 過料(罰金)の可能性があります。

⑤ 固定資産税の負担が増える

空き家を放置すると、「特定空家」に指定される可能性があります。

特定空家になると、 固定資産税の優遇(住宅用地の特例)が外れ、税額が最大6倍になることもあります。

老朽化が進んだ空き家が特定空家に指定されるケースが増えています。

行政書士ができる空き家対策サポート

くぼ行政書士事務所では、空き家に関する以下の手続きをサポートしています。

  • 空き家、空き地の管理
  • 相続人調査・相続関係説明図の作成
  • 名義変更に必要な書類整理
  • 空き家管理委託契約の作成
  • 高崎市の空き家助成制度(解体・改修・管理)の案内
  • 空き家バンク登録サポート
  • 近隣トラブルの文書対応

空き家は放置するほどリスクが増えます。
早めの対策が、資産を守る最も確実な方法です。